家族に障害者がいることをカミングアウトするメリット

  • 2015/04/30

家族に障害者がいることを周囲の人に言えない人が少なからずいらっしゃると思います。
「この人は理解してくれるのかな?」「話しても仕方ない」など、打ち明けられない理由はたくさんありますよね。だけど実はメリットがたくさんあります。出会ったすべての人に打ち明ける必要はありませんが、「この人には!」と思う人と出会ったときには、ぜひ打ち明けてみてください。
打ち明けることで得られるメリットの一部をご紹介します!

情報提供者になってくれる

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障害者支援サービスを調べるのはなかなか大変なものです。そんな中、あなたが周囲に家族に障がい者がいることを伝えることで、あなたの周囲の方が偶然、あなたに必要な障がい者支援の情報を手にしたとき、進んであなたに情報提供してくるようになります。

「○○駅前で新しく精神障がい者でも利用できる運動施設ができるみたいよ!」

こうして周囲の人から情報を得られるようにすることで、情報収集のためのアンテナは広がり、たくさんのチャンスを手に入れることができます。

多少の失敗やトラブルにも優しく対応してくれる存在になってくれる

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家族に障がい者がいると、遊びの時間をなかなか取れずに友人からの誘いを断ったり、急にどうしても介護のために職場を離れなくてはいけないときがあります。そんな時でも、事前に周囲に打ち明けておくことで、多少の迷惑をかけられてしまっても優しく許してもらえ、また必要に応じて、自分のためにフォローしてくれることもあります。

あなたが自分勝手な理由でトラブルを起こそうとしているんじゃないとわかっているからこそ、周囲の人もあなたに対して優しい行動ができるのです。こういう信頼関係で成り立つ行動は、待っていても生まれるものではありません。まずは自分が相手を信頼して打ち明けたからこそ生まれる関係です。

逆に、周囲に打ち明けず黙ったままにしている場合、あなたはトラブルの本当の理由を言えないために嘘を付くことになります。そうして嘘を増やしてしまうと、その嘘を撤回することが難しくなり、周囲の人もあなたを責めるしかなくなって、結果的に全員がストレスを抱える最悪な状況になります。

周囲の人に打ち明けるのは周囲の人のためでもあるのです。

本当に困ったときに一番頼れる存在になってくれる

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友人・知人がたくさんいても、本当に困ったときに頼れる人って、実は少ないですよね?
でも障がい者が家族にいる場合、障がい者の種類や重度によってトラブルを引き起こしてしまうこともあったりで、誰かに頼りたいなと思うことは多いはずです。こうした本当に本当に困ったとき、事前に周囲に打ち明けておくことで、あなたの状況をすぐに理解してくれ、積極的に助けようと動いてくれる存在になります。相手から進んで手を差し伸べてくれるのは本当に涙が出るほど、心強い存在です。

でも家族のこととなると、友人でも気軽に話しにくいものです。特に家族に障がい者いるなんてことを伝えたら、変に友人から気を遣われるのが嫌だ!と考える人も多いと思います。なので誰にでも打ち明ける必要はありませんので、この人だ!という人が見つかったら、ぜひ伝えてみることをお勧めします!

健常者の障がい者に対する意識が変わる

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今、日本ではほとんどの人が家族に障がい者がいることを周囲の人に打ち明けていません。しかし、一人一人が自分の状況を打ち明けていくことで、こんなに困っている人がいるのか!と多くの人が気づいてくれ、障がい者とその家族に理解ある優しい人がどんどん増えていきます。

こうした人々の気づきは、障がい者本人や家族への支援の手となることに繋がります。

打ち明けることは本当に恐ろしい事です。勇気がとても必要です。ですが、その勇気を出すことで初めて得られるたくさんの価値があります。私には統合失調症の家族がいますが、私も21歳まで誰にも言えずにいました。ですが今は積極的に打ち明けることで、いろんな人が私のためを想って行動してくれる機会がたくさんあります。心から信頼し合える関係になれたという感覚を持つことができています。

自分だけでなく、障がい者本人が過ごしやすい暮らしを作ってあげるためにも、まずは身近な信頼できる人に打ち明けてみませんか?勇気を出してください。一緒に変わりましょう!


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この記事の著者

ケアラー編集部 福島

ケアラー編集部 福島

(株)ケアラー代表の福島です。
兄弟ケアラーの当事者経験、障害者や家族向けサービスの紹介などを担当します。

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