推定2万人?あなたも対象かもしれない。障害年金の請求漏れ

  • 2015/04/20

年金制度の中でもダントツに請求漏れが多いと推測されてる障害年金制度。そもそも年金制度の区分と、障害年金の対象となる状況をご説明します。
以前に書いたこれでわかる!各種障害年金ガイドも併せてご参照ください。

年金制度は大きく3つ

公的年金は大きく3つにわかれています。
年齢を重ねればもらえる老齢年金、障害を負ったらもらえる障害年金、加入者が死亡した場合に遺族に支払われる遺族年金です。

ちなみにこの3つの制度ですが、請求漏れがダントツで多いのは障害年金。
請求をすればもらえるケースでも障害年金の請求を行わなかったがためにもらっていないケースが多いのです。

ある調査結果では受給資格を持つ人間の内、請求をしていない人間は0.4%程度。身体障害者手帳の発行枚数から推定すると請求漏れは2万件にもなります。

年金という制度は請求しなければ受給することはできません。権利があるのに放棄している現状は、制度の認知度の低さと、制度申請の難しさにあると思います。
特に申請の難しさは、それを生業としている社労士の方の中でも障害年金の代理申請は受けていない方が居るほど。ただ、そうは言っても請求しないともらえないのが年金ですし、資格があれば申請をすればもらえるのが年金でもあります。

制度を活用できるように、しっかり年金制度を学んでおきましょう!

障害年金の範囲は思っているより広い

障害年金の支給対象となるものは、以下の障害等級表に書かれているものに該当する方です。

1級(国民年金法施行令)

1 両眼の視力の和が0.04以下のもの(視力は矯正視力です)
2 両耳の聴力レベルが100デシベル以上のもの
3 両上肢の機能に著しい障害を有するもの
4 両上肢のすべての指を欠くもの
5 両上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの
6 両下肢の機能に著しい障害を有するもの
7 両下肢を足関節以上で欠くもの
8 体幹の機能に座っていることができない程度又は立ち上がることができない程度の障害を有するもの
9 前各号に掲げるもののほか、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする症状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のもの
10 精神の障害であって、前各号と同程度以上と認められる程度のもの
11 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって、その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの

 

2級(国民年金法施行令)

1 両眼の視力の和が0.05以上0.08以下のもの(視力は矯正視力です)
2 両耳の聴力レベルが90デシベル以上のもの
3 平衡機能に著しい障害を有するもの
4 そしゃくの機能を欠くもの
5 音声又は言語機能に著しい障害を有するもの
6 両上肢のおや指又はひとさし指又は中指を欠くもの
7 両上肢のおや指又はひとさし指又は中指の機能に著しい障害を有するもの
8 一上肢の機能に著しい障害を有するもの
9 一上肢のすべての指を欠くもの
10 一上肢のすべての指の機能に著しい障害を有するもの
11 両下肢のすべての指を欠くもの
12 一下肢の機能に著しい障害を有するもの
13 一下肢を足関節以上で欠くもの
14 体幹の機能に歩くことができない程度の障害を有するもの
15 前各号に掲げるもののほか、身体の機能の障害又は長期にわたる安静を必要とする病状が前各号と同程度以上と認められる状態であって、日常生活が著しい制限を受けるか、又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のもの
16 精神の障害であって、前各号と同程度以上と認められる程度のもの
17 身体の機能の障害若しくは病状又は精神の障害が重複する場合であって、その状態が前各号と同程度以上と認められる程度のもの

1級の9~11、2級の15~17を確認して欲しいのですが、特に指定された心身の機能障害でなくても、生活をおくる上で同等程度の不便な状況にあれば、それは障害年金の支給対象となるのです。
また、「長期に渡る安静を必要とする症状」なので、病気も当然対象になります。
具体的な病名で言えば、がん・糖尿病・肝硬変・うつ病・リウマチ・慢性腎不全などなどです。

ただ、これらの病気であれば受給資格があるというわけではなくて、個別に細かく規定があります。具体的な血液検査結果の数値規定などは日本年金機構が出している、障害認定基準に記載されています。理解するには医学的知識がある程度要求されるとは思いますが‥。

国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 | 日本年金機構


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この記事の著者

ケアラー編集部 山本

ケアラー編集部 山本

ケアラー編集部の山本です。
主に障害者に対する支援制度の紹介と企業の障害者雇用の取り組み方などについて、書いています。

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