僕の心療内科記録

  • 2015/07/23

精神疾患を持つ母が一番困ったのは、「どの病院にかかればいいのか」ということでした。最初に行った大病院は、他の患者さんを怖いと思ってすぐに行けなくなったり、先生との相性が云々という理由で他の病院を探して、今はやっと、長期にわたってひとつの心療内科にお世話になっています。

僕自身、東京で「適応障害」と言われてから3年で、いくつかの病院を回りました。それはすべて転居に伴うものだったのですが、適切な病院に出会ったかといえば、必ずしもそうでなかったなぁと感じています。

病院のカウンセリングは5分がノーマル?

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最初に行った病院は、予約制で、心理療法士の方もいる、落ち着いた雰囲気のある病院でした。初診は、家族構成だったり、現在の仕事の状況だったりを心理療法士の方に質問され、その後、心療内科の先生からカウンセリングを30分以上受けました。比較的丁寧だなぁ、と感じていました。

ただ、その次からは5〜10分で診療が終わり、薬を処方されることになりました。心理療法士の方との面談もなくなりました。「えっそれで終わり?」「僕自身の2週間の状況を軽く話しただけで、特に何も解決していないんやけど…?」と。

3ヶ月で引越しをしたため、次の病院に変わりました。紹介状を書いていただいていました。すると、その病院でも5分程度で診療が終わるのです!保険の領収書だと「30分未満」って書いているから短く済ませたいのかなぁ…なんて疑ったりもしました。

でも、これらの病院はまだいいほうでした。

予約なしの病院はいつでも受診できるが待ち時間が大変!

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大阪に戻って、予約できる病院がなかなかネットで見つからなかったので、予約なしの病院にいきました。どうしても仕事の関係で土日診療がある病院でないといけなかったのです。

初めて行った予約なしの病院では、まず記帳をするシステムでした。そのときに、自分の前にいる人数を数えられたのですが、5名以上いることも頻繁でした。まぁ、診察が終わるのも早いので、待ち時間としては30分くらいでしょうか。居心地は、あまりいいものではありませんでした。

東京に再度来て、懲りずに予約なしの病院に行きました。待合室の環境は大阪よりもよくて、少しはマシになるかと思っていたのですが、それでも待合室に流れる重たい空気に、自分自身が重なって、より身体が重たくなるような気持ちでした。5分以上かかるような深い相談をしようとすると、有料の心理カウンセリングを紹介されたりもしました。

簡単に病院は変えられない

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「嫌なら違う病院に行けばいいじゃん!」と思ったそこのあなた!これが結構手間なのです。特に、経済的には大きな痛手です。実は自立支援という制度があって、病院と薬局を指定すれば、自己負担が安くなる制度があるのです。実際、その減額によって生活は助けられている一方、それを使っていると、病院を変えるたびに書類を書く必要があります。また、病院を変えるということは、再度紹介状の料金もとられます。初診料もまたかかりますし、関係性を構築するのもまたはじめから。しかもそこが当たりかハズレかはわからないのです。

正直、先生の当たりハズレは感覚的なものが大きいのかなと思います。今の僕は、こうやって書く場所を与えられていることで自己認識が深まっているため、そんなにカウンセリングを必要としていません。薬さえくれればいい、くらいの感覚なので問題はないです。

終わりに

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とはいえ、やっぱり話をきっちり聞いて、診療してほしいと思う人の方が多いと思います。それに、精神疾患は薬だけで治る病気でもありません。そこで、まず病院がどういうシステムになっているのか、先に電話などで確認するのがオススメです。予約制なのか、予約制なら30分に何人診療されるのか、この情報だけでも、その先生と患者さんがどう向き合っているのか、見えるのではないかと思います。

参考

また、精神疾患者の増加から診察に時間がとれないという事情もあるようです。そこで、保険外にはなりますが、別にカウンセリングを受けるという手もあります。私も50分8,750円のカウンセリングを受けましたが、心理療法士の方がかなりゆっくりと話を聞いてくださいました。結局、経済的に続かなくて1度しか行っていませんが、治療方針も明確に説明いただきました。具体的な効果としては、自分の過去・そこから生まれている認知を見直すきっかけになることもあれば、精神疾患者の心に溜まっていたもの(家族にさえ遠慮してしまって話せないこと)を吐き出すことで楽になることもあるようです。

画像出典:http://pixabay.com/

 


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この記事の著者

やしゆう

やしゆう

1986年生まれ。5歳で親が自律神経失調症になり、13年間親の病気を中心とした生活を送る。18歳で独り暮らし、大学へ通いつつ介護の代わりに自らの生活費を稼ぐ。就職するも、25歳で自分自身もうつ病と診断され、少しだけ親の気持ちが解りだした。現在通院加療中だが2015年度中に治すことを決意。

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