ADD、ADHDあるある 〜日常生活に潜む身近な敵とは?〜
- 2015/06/10

ADD、ADHDの「敵」と題して、筆者が日常生活で困った経験について「具体的な感覚」を交えてシェアします。
1.2つ以上の荷物 〜すぐものをなくす、あるある〜
例えば、主なカバン以外に、手さげ袋を持っていると無意識に置いてきてしまうことがあるんですね。カフェや電車で荷物を降ろすと危ないあぶない。
切符や傘にも、いつのまにか旅立たれてしまいます。笑
皆さん上記のことは経験されたことがあると思いますが、ADD、ADHDの場合、注意していてもこの頻度が尋常じゃないのです。手元への意識が薄いように思います。
2.同時多発作業 〜短時間に色んな作業があると混乱、あるある〜
筆者はレジ打ちが大の苦手でした。また、飲食業などの仕事で頭がパンク。
お客さんに呼ばれ、オーダーをキッチンに通し、机を拭き、カトラリー(フォーク、スプーンセット)を作り、更に同僚から指示を受ける、、
となると「何から手をつければいいの?」と頭が悲鳴をあげている。そんな感覚でした。
結果、少し前に指示されたこと、やるべきことが何かしら抜け落ちます。
これはワーキングメモリといって、「短期記憶を溜めるお盆」が小さいことが原因とされています。
3.間違えてはいけない書類 〜また書き直し?あるある〜
意識していても、記入すべき箇所を見落としたり、間違ったことを書いてしまったりします。
ミスしやすいと自負しているので、それが許されない環境だと、プレッシャーがとても大きくかかってくるのではないかと思います。
筆者は履歴書を何度も書き直しました。
4.時間配分 〜差し迫る〆切に負けてしまう、あるある〜
「あと何分で家を出なければ。」「○日に宿題を提出しなければ。」
分かっているのに、直前まで準備を始められない。
よって、「遅刻」「納期に間に合わない」といったトラブルが起きやすいです。「他の人はどうやって間に合うように計画を立てているのだろう?」効率的に物事を行うコツを学びたいものです。
5.真顔の冗談〜今の話は嘘だったの?あるある〜
笑っている表情を見られればいいのですが、たまに真顔で言う人がいますよね。そういう時、冗談を言われるとなかなか見破れないのです。冗談感知センサーが薄いので、冗談か本気か分からない場合、内心困りながらもただ笑って過ごしています。
どうでしたか?当事者の方、また当事者のご家族の方、思い当たる節はありますか?筆者の個人的な感覚ですが、何から参考になる部分があれば幸いです。☺
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